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余生を楽しむ三流クライマーの日常

権現岳東稜の登攀

date:2023/03/11

member:Sikaou,Utti,Yam

 

昨年登った旭岳東稜の隣にある権現岳東稜を登った。天気は快晴、トレースもあり、体力👻のYam氏がバットレスまでのラッセルをソツなくこなしてくれる。これだけ条件の揃った登攀も珍しい。終始、快適な山行になった。ツルネからの下山が長く疲れたが、その後の温泉&宴会がまた最高だった。

今回の行程


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林道終点の頭骨、さすがに真っ暗な中で見るこいつは怖い。

少し早いが小屋前でギアを装着する。

ゴルジュ内の立派な氷柱

尾根への登り、落とし穴が多く疲れる

所々、岩稜がある。

ラッセル隊長のYam氏がブイブイ進むので、後続は快適だった。いよいよバットレスへ。

一応、ナイフリッジ手前でザイルを出すことにした。(簡単)

近づくにつれ、期待に胸膨らむ!

リッジからの2P目。この草付登りがなかなか難しかった。ザイルは必要だろう。

残置スリングのある立木に到着。ようやくルートが間違えてなかったと安堵。

バットレス1P目のトラバース。記録では10mとあるが、5mぐらいしかないと思う。

核心となるバットレス2P目。今回は雪がないので単なる岩登り。

40mぐらいで明瞭な終了点に到着。新品のアンカーボルトがありがたい。積雪が多いと支点が分からず、グレードはかなり上がると思われる。

上から見た図

3P目、最初の3mが少し難しいが、後は傾斜の緩い草付を30mほど進むだけ。

上から見た図

あとは山頂へと続く尾根を進む。最後までいい天気だった。

長くキツい下山が始まる。

ツルネの山頂で記念撮影。権現東稜のバットレスがよく見える。