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余生を楽しむ三流クライマーの日常

天狗沢の登攀

date:2024/02/17

member:Sikaou,Hige,Seo

 

大山の雪もだいぶ安定してきたので、シーズンが終わってしまう前に沢を登攀することにした。本当は南側の沢から稜線を目指したかったが、時間が掛かりそうなので天狗沢にした。ここは何度か登ったことがあるが、今回ほどコンディションに恵まれたことはなく、稜線に抜けるまでかなり快適な登攀となった(ガチガチなので恐怖感は半端ないが)。前半のアイス部分は4ピッチで抜け、後はノーザイル。天狗沢が初めての2人は、おそらく後半の方が恐怖体験だっただろう。

取り付き手前

取り付き、雪かと思い油断したが結構ガチガチ

1P目は30mぐらいでピッチを切る。前回は沢の左端を登ったが、今回は右端を登った。

氷の状態はすこぶる良く、ビレイも安心できる。

2P目、ここは傾斜が緩くなるので50mいっぱい進む。

同時に引き上げると結構キツイ。

3P目、雪が薄くなり終了点の構築に苦労した。すごい景色だ。

ここから先は支点が取れないのでザイルは解除した。緊張の登攀が始まる。

稜線までが遠い。ふくらはぎが悲鳴を上げる。

前回はもうここら辺まで来ると雪がグズグズで楽勝だったが、今日はガチガチ状態。最後まで緊張した。

無事に天狗沢を登り切り、大屏風の頭へ抜ける。

天狗沢を振り返る。

あとは快適な尾根歩き。

ラスト、バテながらも無事に登り切れてよかった。

ピークで休憩、これが見えると言うことは、もうシーズンオフかなぁ。

少し迷うが、せっかく天気が良いので縦走して弥山方面へ。

踏み跡もしっかりしているので、前回より快適だった。

弥山山頂もど快晴!人が多いので即下山する。

温泉でしっかり汗を流し、大山地ビールが飲めるビアホールへ向かう。

たぶん5Lぐらい飲んだんじゃないかなぁ。最高の夜でした!