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余生を楽しむ三流クライマーの日常

大山滝沢リッジの登攀

date:2021/02/14

member:Sikaou,Yam,YS

 

今回は大山滝沢リッジを登った。目的の大半は前日の飲み会にあったので、当日は案の定、猛烈な二日酔い。駐車場からのアプローチも二人に遅れ吐きながら登る。弥山東稜から滝沢リッジへの雪渓のトラバースは落石も多く、この瞬間だけは酔いを忘れた。気温が高いせいで、リッジ上も雪はぐずぐずで快適とは言えず、下部核心の2ピッチ以降は単調なラッセルが続く。快晴ではないものの、天気はよく稜線からの景色は素晴らしかった。人の多い山頂は素通りし、後は淡々と下山した。

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本日の大山北壁。黒い部分が増えたがまだ登れる。

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いつもなら北壁が近づくにつれ興奮してくるはずなのに、吐き気でそれどころではない。

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色々悩んだ末、天狗沢は却下され滝沢リッジを登ることに

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弾丸のような落石を回避し、何とか滝沢リッジの取り付きに到着

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雪渓を登り詰め1P目。斜度はあるが木登りなので怖くはない。

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60mザイルいっぱい延ばす。上から見るとなかなかの高度感。

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二人がいる辺りからリッジを直登するのが本来のラインだが、今回はに入ってしまい戻れず、そのままルンゼ状の2P目を突破した。

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2P目のルンゼを過ぎ、急な雪壁を登れば核心部の登攀が終わる。

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あとはひたすらリッジを登る。急な所もあるが、難しさは無いのでフリーとコンテで進む。

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核心を越え、開放感のあるリッジへ

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山頂が見えてきた。

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この辺りの景色が一番カッコいい。

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稜線到着。

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7時間、6.9kmの行程。Yam氏のラッセルのおかげで疲れはなかったが、ずっと吐き気と戦い続ける山行だった。結局、何も食べずに下山した。