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余生を楽しむ三流クライマーの日常

年末の涸沢岳西尾根・奥穂高岳

date:2023/12/28~30

member:Sikaou,Utti,Yam

 

恒例の年末山行。例年、この時期は山のコンディションが悪く色々なアクシデントに見舞われる。涸沢岳西尾根から奥穂高岳、バリエーション的にはパッとしないルートだが、ようやく実現することができた。初日は2400m手前までの単調な登り、2日目にアタックをかける。甘く見てバイル1本で挑んだが、涸沢岳と奥穂の雪渓登り&下りが意外に厳しく、なかなか緊張した。強風の山頂は滞在時間1分だったが、思いのほか素晴らしい山行になった。2日間、良いお酒も飲めたなぁ。

day1 新穂高温泉~2400m

day2 2400m~涸沢岳奥穂高岳

取り付きの巨大なトウヒ

雪が少ないのでなかなかの藪漕ぎが続く

そして油断できない木登り、アイゼンは不要だが結構滑る

快適なテン場、今日は東京農大の学生さんと貸し切りのようだ

今回はあまり重量は気にしなかったので、猪肉ステーキで乾杯!

ゆっくり起床し、とりあえず鎌田富士を目指す。トレースも残っているので楽ちん。

鎌田富士への稜線歩き、風が強く寒い

鎌田富士下の鞍部で先行パーティーに追いつき、後は先頭に躍り出た

雪渓の登り、かなりガチガチなのでバイル1本で来たことを後悔する

アイゼンも前爪しか入らず、結構疲れた。ここを下山で使うと思うとウンザリする。

まずは1つ目のピーク、涸沢岳を目指す

風が強いのですぐに小屋を目指す

当然だが小屋は空いてないのでその場で休憩し、奥穂を目指す。この時が一番風が強くてきつかったかも。

凍った梯子、これは寒い

岩稜の右ルンゼを登る、ここもかなりガチガチで緊張した

間もなく山頂へ!

山頂で記念撮影!寒いので即下山する。

下山、このルンゼの下降が一番緊張した。ここはやはりバイル2本欲しい。

凍ったルンゼを前爪だけで下降する

鎌田富士からの下山、正面の笠ヶ岳が格好いい

テン場に到着、明日も天気は良いので大混雑!

最高のテン場で宴会。今日はもうセーブしなくて良いので、涸沢岳山頂でゲットしたエビのしっぽでジンのロックを楽しむ。

翌日、ダラダラと下山する。今日も入山する人が多い。きちんと下山報告を提出。

帰りは高山市内を観光。高山ラーメンは、あまり美味しくなかった。