date:2023/05/02
member:Sikaou,Utti,Yam &A君
10年ほど前に北鎌尾根を登った際、隣の赤茶けた尾根が気になっていた。後で調べるとそれが「硫黄尾根」であり、結構難しいことが分かり、いつか登りたいと思っていた。今回、天候と長期の連休に恵まれたので、ようやく挑戦することができた。
湯俣で撤退中の青年A君と出会い、水俣川側からのアプローチは増水で困難との情報を得たおかげで、余計な時間を掛けずに湯俣側から尾根に上がることができた。以降は彼を含めた4人で行動することになった。
雪量が非常に少ないため、尾根上でもハイマツ帯の藪漕ぎに苦労する。標高2,100mを超えた辺りでようやくアイゼンを装着し、硫黄岳ジャンダルム群P6からは2ピッチの懸垂下降となった。睡眠不足もありかなり体力を消耗したが、なんとか目的地となる小次郎のコルに到着し、初日を終えた。
day2に続く…。