246O1

余生を楽しむ三流クライマーの日常

三倉岳グレータワー(下の岳ノーマルルート)

date:2018/11/17
member:Utti,Sikaou

小積ダキに行く予定が、宮崎は生憎の天気。仕方ないので三倉岳のグレータワーに変更した。初めてだがアプローチでほぼ迷うことなく取り付きに到着。コンディションは完璧に近く、快晴無風の中、最高のクライミングを楽しむことができた。
グレータワーは最高グレード11bのトラッドルートだが、厳しいのはむしろスラブの立ち込みで、今回は人工登攀無しでは抜けることすら厳しかったと思う。このルートをフリーで登るクライマーというか、やはり三倉岳を拠点とするクライマーの力量や意識の高さに感嘆する。
6時間の登攀で山頂へ。自分のミスで9ピッチのはずが11ピッチとなってしまったが、やはり山頂に抜けるクライミングは面白い。ウッチーさんに感謝!
イメージ 1取り付きとなる顕著なクラックが走る1ピッチ目
イメージ 2奮闘中のウッチーさん
イメージ 3抜けの右カンテからのスラブが難しい
イメージ 4初っ端から核心をリードするうっちーさんに感謝!
イメージ 52ピッチ目は打って変わってスラブルート(10c)
イメージ 63ピッチ目(10a)
イメージ 7ここはまず岩へ飛び移る恐怖から始まる
イメージ 9落ちはしないけど、怖いもんは怖い
イメージ 8左のワイドクラックを登れば広いテラスへ
イメージ 104ピッチ目(10d)も厳しいスラブ
イメージ 11間違えて途中でピッチを切ってしまい、後続を迎える
イメージ 12残り10mをうっちーさんに登ってもらう
イメージ 135ピッチ目(11a)ここも核心は下部のスラブ
イメージ 14上部はフィンガリーだが簡単で、終了点前の立ち込みがちょい怖かった
イメージ 15ここで止める記録が多いが、今回は先を目指し突き進む
イメージ 16上部壁まで顕著な踏み跡を進む
イメージ 17途中の厳しい箇所もFixがあるので問題なし
イメージ 186ピッチ目(5.7)、簡単だが岩質が悪く油断できない
イメージ 19直上するクラックを避け、左のバリエーション(5.7)をチョイス
おかげで1ピッチ増えてしまった
イメージ 20上から見た図、このクラックで傷だらけになった
イメージ 21バリエーションとなる7ピッチ目(10a)
イメージ 22ここも核心はやはり上部の厳しいスラブ
イメージ 238ピッチ目は3級の歩き、山頂目前!
イメージ 24最終ピッチは直上ルート(10c)を登る
イメージ 25最後の終了点
イメージ 26山頂からの眺め、最後まで天気良かったなぁ

 カムは5番まで持って行ったが、0.3ぐらいから4番まであれば十分。ナッツは不要だった。今回はうっちーさんがトラッド、自分がスラブのような順番になってしまったので、次回は別順でトライしたい。