date:2019/08/14
member:Jo,Sikaou
体力的にも技術的にも、久しぶりに厳しい登攀だった。甲羅ヶ谷は過去に登っていてその時も難しかった記憶があるが、その記憶どおり難しいFが連続した。特に厳しかったのはF2と左俣核心部の長いクラックだろう。いずれも高度感抜群で、持ち合わせのギア類を総動員して突破した。この沢はセカンドも技術がいるので、迂闊に経験の浅いメンバーを連れていくことはできないだろう。とにかく、間違えも含めて何度も沢を登ったり下降したりしたので、なかなか疲れた。
F1(5m)水量があると難しいが、今回は簡単F2下部スラブは支点がほぼ取れないので緊張する中段でピッチを切り、上部クラックへ♯2以下、特に小型のカムがあると安心上から見るとこんな感じF3 ここもスラブではなく右側のクラックを登ったF4これは簡単F5これも簡単F6これは支点が取れず緊張、最初から滝心を進んだ方が良かった上から見た図分岐 間違えて右の右のがれ沢に入ってしまい引き返すことに右俣F9 これは簡単だが高度感があって面白いF10甲羅ヶ滝 今回は右岸を高巻いたが、いつかフリー化したい見事なFF11階段状 簡単だが見事F15辺りで引き返す 次はいよいよ左俣へ核心となる長く厳しいワイドチムニー10mほどフリーで越え、支点のある位置から登攀開始右側はスタンス皆無なのでなかなか体勢が厳しい1ピッチ目終点手前のハング帯 筋力の衰えた自分にはキツかった上から見た図2ピッチ目 岩が脆く落石に要注意、抜け口のハングはなかなか怖い上から見た図あとは大したそのまま涸れた沢を登り登山路から金山集落へ下山した。この沢は泳ぎがないけど、下山後に深谷川で遊べるところもポイントが高い。次回はぜひ、甲羅ヶ谷のフリー化を試みたい。潜って汚れた身体を清める今日のカエルさん