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余生を楽しむ三流クライマーの日常

大崩山小積ダキ中央稜

date:2018/12/1()
member:Utti,Sikaou
 
ようやく予定していた小積ダキに行くことができた。12月とは思えない暖かさで、コンディションは最高だった。
ほぼ迷わずに中央稜に取り付き、8時過ぎに登攀開始。前半は単純なアブミの掛け替えで、4ピッチ目(Ⅳ)はフリーのクライミングを楽しめる。
イメージ 1これは右横の「蜘蛛の糸」1P
イメージ 2そして今回登る「中央稜」1Pのあぶみ登り
イメージ 3さすが、30mは長い
イメージ 4さらに長い2Pは40m、すでにウンザリ
イメージ 53P、リボルトされたハンガーボルトのおかげでほぼ恐怖心ゼロ
イメージ 64P(V-)でようやくクライミングを楽しめる
イメージ 7スラブから上部はフィンガリーなクラック
イメージ 8上部壁も近そうなのでそのまま歩いた、3分ぐらいで到着

踏み跡を辿ると顕著なクラックがあり、上部壁が始まる。クラックは3ピッチに分けたが、スクイズチムニー(Ⅴ)はセカンドでも厳しかった。8ピッチ目(Ⅲ)のトンネルを通過すると、いよいよ山頂へ続くラインが見える。10ピッチ目(Ⅳ)はA1トラバースだが、高度感もあり古いリングに体重を預ける恐怖に悶絶。その後も最後まで気を抜くことができず、合計12ピッチで山頂へ到達。時刻は15時ジャスト。
イメージ 9楽しい上部壁が始まる
イメージ 105Pは簡単なワイドクラック(10m)
イメージ 11荷揚げのためピッチを切ったので6P(5m)が発生
イメージ 127P(20m)のスクイズチムニー、支点は遠いしかなり難かった
イメージ 13シングルで登攀したので荷揚げが結構めんどかった
イメージ 148P(Ⅲ)は顕著な洞窟を2つ潜って進む
イメージ 159P(Ⅳ+)は40mと長いが一番面白いピッチ
イメージ 16今回はここでピッチを切ったが、もう5m進めば良かったかも
イメージ 1710P(Ⅳ)
イメージ 185mでこの角に到着するのでここで切れば流れが良かったかも
イメージ 19ここからあぶみで右トラバースするがかなりの高度感
イメージ 20トラバ後にルンゼを15m登るので流れが悪かった
イメージ 2111P(Ⅳ)、簡単かと思いきや上部クラックは厳しかった
イメージ 22上部クラックはナチュプロ&甘い足ジャムで恐怖
イメージ 23トポには無い12P(30m)もⅢ+ぐらいあるのでは…
イメージ 24ハング下を右トラバした地点で終了
イメージ 25象岩から見た小積ダキ

初見にしては、何とか6時間台で突破できてよかった。かなり満足のクライミングだったので、しばらくマルチピッチはいいかなと思う…。
イメージ 26でも次は対岸の広タキスラブに行きたいかも…