date:2019/11/20
member:Joko,Sikaou
３年ぐらい前から登りたかった「白亜スラブ」、ようやく登ることができた。あまり練習していないせいで自分のコンディションはいまいちだし、病み上がりのJokoさんとの登攀になるので不安はあったが、結果的には無事に登ることができたし、思い出に残る素晴らしい登攀だった。
前評判通り、このルートは比叡山を代表する好ルートと感じた。今度はぜひ腕を磨いて、オールフリーで再挑戦したい。
今回使用した装備と所感は以下のとおり。
ザイル：8.2㎜ダブル（シングルでも行けそうだが、間違いなくダブルの方が快適）
ヌンチャク：20本（3、4ピッチではわずかに足りなかったので、もうちょい欲しい）
ナチュプロ：＃3以下を2セット用意したが、ほとんど使用した。ナッツは不要）
所要時間：３時間半（3ピッチ目はトップが抜けるのに小一時間を要した）
まずはアップでニードルを登るが、寒すぎて非常に厳しい登攀になった
白亜スラブ1P目（Ⅲ）、簡単なトラバース
２P目（10aぐらい）、ほぼほぼクラックのみの好ルート
上から見た図、2P目ですでにすごい高度感！
3P目（10bぐらい）、45mととにかく長いクラックが続くので大変。最初のスラブに取り付くのもなかなか怖かった。
フィンガリーなクラックが続く。半分まではフリーで頑張ったが、途中で力尽きてA0を多用してしまった。
ようやく3P終点に到着。このピッチはビレイヤーも大変だろう。長い…。
上から見た図、このピッチはもう少し上手くなってからもう一度登りたい
4P目（11aぐらい）、ハングしたはガバが続く。ハングの抜け以降が核心だろう。
上から見た図、ハングを抜けてからも20mぐらいクラックが続く。3ピッチもこんなクラックが続くとかなり疲労困憊した。
5P目（5.8）、下部も少しむずいが最後の抜けのスラブはなかなか緊張した
上から見た図、最後は長いクラック後のスラブなので特に怖く感じた
石舞台から登ったルートを眺める、朝の寒さが嘘のように暖かく快適な登攀だった。このルートはぜひ再登したい。
石舞台からの眺め、取り付きから登ったラインがよく見える。
