date:2021/8/6
廿日市市の山中で養殖されているニジマス「広島サーモン」を購入する機会があったので、まるごと1尾購入し食してみた。広島サーモンは河川で孵化させ、ある程度成長した段階で海に移して養殖する、いわゆる「降海型」のニジマスである。さらにこの広島サーモンの特徴としては、海で成長させた個体をさらに河川に戻して養殖し、夏場の高水温期でも出荷できるようにした点が挙げられる。
購入した個体は1.8kg、TL58.0cmの♀で、価格は3600円。約2,000円/kgとサーモンにしては破格の値段だが、許容範囲だろう。丸ごと購入したおかげで、身は刺身、皮や骨は一夜干し、そして卵はイクラとして食すことができた。内臓は捨ててしまったが、これも適正に処理すれば食べられるだろう。
次は自分で釣ったアマゴでイクラ丼を作ってみたい。
すじこを取り出す。1.8kgの個体から取り出せた量はわずか90g。
70℃ぐらいのお湯で湯煎を2回繰り返す。
表面の膜を取り除くと卵がバラバラになる。卵は弾力があるので、潰れることはなかった。
水洗いし、残った膜などを取り除く
サケに比べて小さいが、立派なイクラの完成。
今回は醤油、日本酒、みりんに一日漬けることにした
すでに美味しそうだが一日我慢する。
身は刺身に。餌として与えたレモンの味、風味は全く感じなかったが、上品な脂が乗っておりとても美味しかった。
頭やカマの部分は塩焼き。こちらも写真のとおり脂がすごい。
食べきれなかった皮やガラは一夜干しに。鮭とばみたいで、見た目は焼かずに食べれそう。
イクラ丼。食感はあるが、味はほとんど醤油。次は生のイクラで試したい。
親子丼。こっちの方がご飯に乗せるより味が濃く、酒に合う。