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余生を楽しむ三流クライマーの日常

甲斐駒ヶ岳Aフランケ赤蜘蛛ルートの登攀~アプローチ編~

date:2021/10/13~16

member:Sikaou,Utti

 

甲斐駒ヶ岳のクラシックルート、Aフランケの「赤蜘蛛」を登った。以前から行きたかったがコロナのせいでなかなか計画できず、ようやく実現した。最近はフリー化された「スーパー赤蜘蛛」の方がよく登られているようだが、へっぽこな自分には11cのクラックはほど遠いので、まずは人工主体のノーマル「赤蜘蛛」を登ることになった。まずはそのアプローチ編。

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13日の仕事終わりに出発。14日5時には戸台口に到着。平日なので車は少なかった。

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8時のバスで北沢峠に到着。バス内の1時間は爆睡、体力を回復させる。

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仙水小屋で給水。各5Lで3日間を過ごす。

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軽量化のため今回は運動靴で歩く。ソールが柔らかいので足裏が痛い。

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寝不足でフラフラなので、寝ながら進む。水と#3以下のギア1セット、14本のヌンチャクが肩に食い込む。

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ようやく山頂が見え、テンションが上がる。

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直登コースの岩稜を進む。

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山頂までもうちょい。

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13時10分、無人甲斐駒ヶ岳に到着。

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黒戸尾根を下る途中。2本の剣の先に富士山が見える。

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14時10分、今回のベースとなる8合目岩小屋に到着。テントを設営。

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7合目小屋への酒調達を迷うが、明日に備えて岩場への偵察へ向かう。

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テン場から300mを下降。Fixロープは所々ボロボロで、雲下のせいかかなり湿度が高い。足元はぬかるむ。

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無事に岩場へ到着。人によっては3時間を超えるアプローチを何とか1時間10分で到達できた。登攀する方にはぜひ前日の偵察をオススメする。予想以上に厳しく長い…。

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1ピッチ目の様子を見て愕然とする。写真では分かりにくいが、水が滴るほどひどい状況。あわよくばフリーで挑もうと思っていた気持ちは一瞬で萎えてしまった。

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夜は下界の街が見下ろせるほど天気が良い。岩が乾くことを期待する。

 

登攀編へ続く(甲斐駒ヶ岳Aフランケ赤蜘蛛ルートの登攀~登攀編~ - 246O1 (hatenadiary.com)