246O1

余生を楽しむ三流クライマーの日常

祝子川の遡行

date:2022/08/27

member:Sikaou,Yam

 

久しぶりの祝子川。散々登ってるので特に期待はしてなかったが、結果的にはとても面白かった。近年の大雨の影響なのか、所々で沢の様相が変わっており、登るラインが大きく変わっている所もいくつかあった。2条8m滝は直登できたが、相変わらず1ピン目はタイオフなので立ち込みが厳しかった。喜平越谷から3時間かからず三里河原に到着したので、坊主尾根分岐まで戻り、再び遡行を開始した。結局、へとへとになるまで楽しむことができた。


www.youtube.com

今回のトポ、10.3km、6時間の行程。

喜平越谷から祝子川へ入渓。相変わらず素晴らしい渓相。

早朝はまだまだ寒いが、気合いを入れるため無理やり遊ぶ。

そして泳ぐ。透明度はめちゃ高いので、見てて飽きない。

いよいよゴルジュが近づいてきた。

2条8m滝の登攀。1ピン目から遠い2ピン目を掛けれれば、後は簡単。

上から見た図

上部は残置Fixを使わせて貰ったが、おそらくショルダーで解決できそう。以前は直瀑の奥から越えた気がするが、流れが変わったせいか水量が多くて無理そうだった。

Yam氏待望の30cmゴルジュへ向かう。

無事に核心の突っ張りムーヴをこなすYam氏

核心部を振り返る。

ここからしばらく続くゴルジュがこの沢の醍醐味

ラバーのポテンシャルを最大限に活かし、フリクションでスラブを突破する。

終了間際の洞窟。以前は簡単に突破できたが、岩で埋まってわずかな隙間が残る状態。突破できるか微妙なところだが、とりあえず行ってみる。

ギリギリの隙間をなんとか突破できた。狭すぎるのでザックは先に荷揚げした。

遡行時間3時間足らず、勿体ないので坊主尾根分岐まで戻って下部を遡行する。

再び入渓。まだ10時過ぎなのでちょうど明るくなって沢が綺麗に見える。

5mほどのF。滝芯をトラバースして突破。面白かった。

フィストサイズの見事なクラックが走る岩。これも面白かった。

途中、水たまりに残されたヤマメをゲット!可哀想なので本流へリリースしてやった。

このF、スラブを直登できると思いきや、全く歯が立たないので右端の洞窟を登ることに。

抜けが非常に厳しいため、ザックもライフジャケットも脱いでなんとか突破した。ケービングをやる人の面白さが少し分かった気がする。

湧塚分岐の橋跡。

綺麗な淵にあるFは左岸側のスラブを突破する。

その上部にも見事な淵が。天気が良いので景色も素晴らしい。

この見事なFは突破できず。右岸側のクラックを使って登れそうだが、突っ込むにはハーケンが必要かも。

頼んでもないのに無駄に登り始めるYam氏。

終了となる喜平越谷手前、最後に突破したF。ショルダーを駆使して無駄にパワー全開で労力を費やす。

デジャヴのようなこの光景…。本日3回目のこのボロボロ橋、実はこいつが今回の核心だったかもしれない。