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余生を楽しむ三流クライマーの日常

川上本谷スリウス谷の遡行

date:2022/09/11

member:Sikaou,Utti,God,m

 

自分に登山を教えてくれた師は2人いて、今回はそのお二人と川上本谷を遡行することができた。mさんと登るのは10年前に冬の中崎尾根を登って以来で、あの頃の記憶が色々と思い出される素晴らしい山行になった。数年越しでようやく実現したこの山行、ご尽力いただいたGodやUttiさんに感謝したい。今度はぜひ、冬の山行を計画せねば…。

今回のログ、山頂直下はなかなかの急斜面で、下山が長かった。

尾平の登山口から登る。駐車場代が500円/日掛かる。

目指す川上本谷のピーク、障子岳がよく見える。

サマン谷との分岐辺りにテントを設営。

入渓してすぐ、泳いで取り付くF。早朝から寒い…。

前半は見事な一枚岩の滑滝が多い。意外に滑りやすいので慎重に。

これは滑りまくって登れなかった。まだまだ先は長いのに疲れ果てた。

祝子川を彷彿とさせる細いゴルジュ。水量もあり難しさはこっちの方が高いかも。

このFは見事だったが、全く登れそうになかった。

覚えてないけど簡単そう。

GodのDIY沢靴はフェルトが剥がれ、ソールの無い運動靴と化していた。それでも問題なく登れるところがさすがGod!

本谷を離れ、今回は支流のスリウス谷を登る。急峻なガレ沢で、落石がかなり多い。

ここは両岸のゴルジュが発達しエスケープできないので滝の左端を突破。浮石の多い微妙なクライミングとなった。

ここも滝の中央の岩稜を登る。1手だが難しいのでザイルを出した。

山頂が近くなると傾斜が増す。一見簡単そうだが、脆い岩盤の上に薄く土と草があるだけなので結構怖い。短いFixを使って慎重に突破した。

最後は木登りで障子岳の少し左の鞍部に到達した。

障子岳の山頂。視界ゼロ。装備を解除して長い下山路を進む。

九州の山はだいたいこの風景。どこもシカの食害で木が枯れている。

下界に行くほど天気が回復。名前は忘れたが見事な木。

河原で冷やしたビールで乾杯。この瞬間のために山をやってる気がする。

その後、3Lのアルパカとmさんのお高いシングルモルトも無事に飲み干した。いったい何時に寝たのか、12時以降の記憶がほとんどない…。