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余生を楽しむ三流クライマーの日常

行き着く先は霞沢岳 ➀

date:2020/12/27~29

member:sikaou,Yam

 

長い休みのとれる年末年始、Yam氏と色々悩んだ末、無難な八ヶ岳の登攀よりは高い頂を目指したいと思い、ターゲットを奥穂と北穂に決めた。ところが、30日以降は猛烈な寒波が来る予報を見てまず北穂は断念。そして出発当日、移動中の岐阜辺りで最悪の事態に気付き、敢え無く日程変更とターゲットの変更を余儀なくされた。

とりあえず、移動日の27日は慌ててもどうしようもないので、この最悪の状況から最善の策を考えるため道中で作戦会議を開くこととなった。

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山行2日目用に用意した猪肉(ネック、後脚)をステーキにして食す午後12時。絶望的な状況にも関わらず、地元の美味しい日本酒が進む。

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翌日、急いでも仕方ないのでYam氏おすすめの秘湯に早朝から入渓。この温泉、過去最高に素晴らしい温泉だった。この辺りは温泉がたくさんあって羨ましい…。

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そして10時オープンに合わせて到着したのが松本市内にある石井スポーツ

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何を隠そう!靴とスパッツ(靴下も)を忘れたこの私。ここまで来て登らずに帰ることはできないので、急遽、7万ちょいの出費で装備を整える。思いのほかいい靴だし、店員さんもものすごいクライマーだったので、ここで買えて良かったかも。

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ちゃっかりスキーブーツを買おうとするYam氏

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日程的に登れるバリエーションルートは霞沢岳ぐらいだろうということになり出発。途中で食べたラーメン大学のサンラータンメン。量が多すぎて食べきれなかった。

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13時、坂巻温泉に到着。予想外の雨の中、装備を整えて出発(駐車料金は1日600円だった)

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轢かれそうな道路を歩いて進む

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関所のような場所で計画書を提出し、情報収集。

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真っ暗なトンネルをヘッドライトで進む。

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約1時間で今日のテン場に到着。全く疲れていないので「こんな山行で大丈夫か?」と不安になった。

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暇すぎるのでお酒を求めて上高地方面へハイキング。途中で寄った大正池

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期待したホテルは開いてなかった。残念…。

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ちなみに、下山時に寄った関所のような中ノ湯温泉。ここには・・・

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なんと普通にお酒が売っていた。お酒をもとめて上高地方面へ歩いたけど、こっちに戻ってれば簡単にお酒が手に入ったんだなぁと後で気付かされた。まあ、ただでさえダラダラ山行だったので飲みすぎなくて良かったかも。

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その日は、持参した1本のビールを分け合い、ボタン鍋を堪能した。全然疲れてないのでいまいちだが、やはり山中テントで飲むお酒は美味しい。とりあえず、最悪の状況から山に登ることができたのは良かった。