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余生を楽しむ三流クライマーの日常

硫黄尾根の登攀 day4

date:2023/05/05

member:Sikaou,Utti,Yam

 

4日目、最終日。後は高瀬ダムまで降りるだけだが、その行程も異常に長く感じた。烏帽子岳の小屋からブナ立尾根の下りは急峻な雪渓が残っているので、アイゼンが必要だった。途中、電波の通じる所でタクシーに連絡し、最後のトンネルをくぐるとダムに到着する。周回で44.4km、なんとか無事に戻ってくることができた。行きと同じ運転手さんなのには驚いた。Yam氏おすすめの温泉に浸かり、地元の蕎麦を食べ、お酒を大量に買い込んで帰路についた。蕎麦屋にいる時、大きな揺れを感じた。能登地方で発生した地震がここまで影響するものかと驚いたが、アルプスの岩場に影響がなければと願いたい…。

day4 10.5kmの行程。4日間で44.4km、山行としてはかなり長かった。

三ツ岳から高瀬ダムまで

全体図

4時50分、快適なテン場を出発する。

モルゲンロード、結局、天気は一度も崩れることはなかった。

槍ヶ岳、硫黄尾根も見納め。

雪渓があるのでアイゼンを装着

まもなく野口五郎岳、前日はどんだけ頑張ってもここまでは無理だったな…。

6時、野口五郎岳着。パッとしない山だ。

野口五郎小屋、閉鎖中。

雪面は如実に気温が高い。日焼けも相まって顔が熱くなる。

まだまだ先は長い。

寄り道した三ツ岳。軽荷というだけですごい開放感。クライミングしたい。

8時50分、烏帽子小屋到着。ここも閉鎖中。

ダムが見えてきた。あそこまで下ると思うとゾッとする。

ブナ立尾根の下り、意外に急斜面で危険なので、アイゼンを装着した。

融雪が進み中途半端な雪が多い、何度も落とし穴につかまる。

途中、電波の通じる場所でタクシーに連絡。あと1時間で到着!

ようやく山歩きも終わりが見えてきた。最後はチープな梯子。

入山口に到着

やはり平地は歩きやすい。正面は幕岩で有名な唐沢岳。

おしゃれな桟橋を渡る。意外に脆いので怖い。

最後まで元気なYam氏、トンネルを抜けるとダムに到着。

11時50分、ようやく出発地点に到着。無事に周回を達成した。