date:2019/03/30
member:Utti,Sikaou
本日は長門峡のクラシックルート、切籠切窓の「赤い屋根ルート」へ。具体的には、切窓西壁のハング帯をA2で登攀する4ピッチのルートとなる。結果から述べると、切窓のピークには5時間かけて5ピッチで抜けることができた。支点はボロボロで抜け落ち、岩は脆く下部壁は草が生い茂り、雨は降りだしイバラで傷だらけとなり…、と非常に厳しい登攀だった。登攀を終えた時、達成感よりもまず先に安堵感を覚える、久しぶりにそういう登攀をした気がする。
切窓の西壁、ちょうど中央のハング帯を超える
赤い屋根ルートのトポ、ピークまで約100mの短いルート
1ピッチ目(Ⅳ)、かなり猛烈な藪だらけ
ルートが分かりにくくピッチを区切る、支点はこのハング越えにリングが1本のみ
下部のクラック帯ではカム♯3以下が1セットあると良い
1ピッチ目終点2ピッチ目、ここもⅣ級ぐらいで支点は全部カム2ピッチ目終点3ピッチ目、いよいよ赤い屋根へハングの上はボロいハーケンしかないのでかなり恐怖A2でなければ絶対に突破はできないハング帯を下降時に撮った写真持つだけで折れたハーケンが落ちてきた、代わりにマイクロカムと#0.75を使用セカンドの自分もピンを掴んだ瞬間に1本折れ、3mぐらいフォールした3ピッチ目終点4ピッチ目、ここもA2だが薄被りで難しかった支点の間隔が遠く、ちょんぼ棒を駆使して突破4ピッチ目終点Uttiさんを迎えるピークを目指し5ピッチ目へ簡単だがワイドなクラックがあったりして面白い山頂からの眺め、釣り人が見える懸垂3ピッチで取り付きへ、空中懸垂は爽快だった上からの眺め1ピッチ目終点に残されたウィスキー、昔のクライマーはすごいなぁ