date:2019/05/29
member:Joko,Sikaou
今回は鈴ノ大谷川の支流、ナカノ谷を遡行した。この沢は遡行図が無い中で、自分で地形図や文献を頼りに切り開いた思い出深い沢の一つだ。
鈴ノ大谷川の水質は素晴らしく、ナカノ谷への分岐までも堰堤やFが楽しめる。ナカノ谷に入るとすぐに10m級のFが連続し、いずれもザイルが必要で結構難しい。かなり上流までゴギの姿を見かけたが、おそらくここまで釣り人が入ることはできないだろう。約20個のFを抜けると沢は藪化するが、大した苦労もなく林道に到着する。Dr.Katoが作ってくれた登山路のおかげで下山も快適だった。
登攀性の高さ、景観、水質、アプローチの快適さ、いずれも素晴らしい沢なので、もっと色んな人に登ってもらいたい。(じゃないと登山路は藪化してしまうだろう…)
鈴ノ大谷川のゴルジュ
このFは右岸高巻き
分岐、右俣がナカノ谷
ナカノ谷に入ると一気に登攀性が高まる
10mF、右岸側から入り滝口に抜ける
見た目では分かりにくいが、結構難しい
前回は左岸を巻いた10mF、こいつも直登した
見ての通り、岩がヌルヌルで足場がない。アブミがあればもっと楽だっただろう。
上部も脆いので慎重に、ハーケンを多用した
このFは簡単だが、淵が深くシャワーを強いられるのでめちゃ寒い
下部は階段状だが、上部は支点が取れず緊張するF
ここで滑るとだいぶ下まで落ちるので慎重に