2022-08-02 トチゴヤ谷の遡行 沢 date:2022/7/31 member:Sikaou,Utti,Yam 久しぶりのトチゴヤ谷。この近辺は甲羅ガ谷や蛇の谷、クモノ谷など登攀性の高い沢が集中しているが、中でも思い出深いのがこの沢だ。渇水状態のためいずれの滝も直登可能。普段は高巻くF2、F7も容易に登ることができた。すべての滝を直登し、へとへとになりながらミノコシ谷を下降した。やはりこの沢は素晴らしい。 今回のログ、11.3km、7時間40分 F2、トポでは左岸のスラブを登るが、C/Sの左を直登。アブミを使用したA1で突破。 核心部の様子、カム#1,0.75を使用。2もあったら楽だったかも。 F3のスラブ F5大竜頭の滝、20m。支点があるので快適。 F7、本来は右岸の岩稜からブッシュを抜けるが、水量がないので直登できた。カム#1、0.75のほか、ハーケンを2本使用。 上から見た図。抜けは支点が取れないためかなりの恐怖。 F8、普段は少し右の岩稜を登るが、今回は水心を突破する。 F9、ここも水量が多いと地味に怖いスラブだが、今回は安心。 F10、Jさんの滑落した名瀑。もはや観光地。 この後はFナンバーがよく分からないが、このスラブもザイルを使用。 顕著なC/Sの滝。枯れた左側を突破するムーヴが面白い。 このFも普段は結構怖いが、本日は楽勝。 全体で30m以上あるF。トポ上のどの滝か不明だが、上部のスラブが難しい。 見た目では分かりずらいがかなりのシャワー。意外にガバが多いので登攀自体は問題ないが、支点の構築が核心だろう。本日はブヨやアブが多く、ビレイ中はネットが必須だった。 10mぐらいのF。左岸側から中間でトラバースし、あとは滝芯を直上する。 顕著な分岐の後に出てくるビールケース、ここから山頂まで軽い藪漕ぎ 稜線到着、体力のあるメンバーなので下山も早い… 下山後、深谷峡大橋の駐車場に戻ると車のフロントに張られていた。ちゃんと電話させてもらったが、人がお亡くなりになるスポットのようだ。次回からは別の場所を利用しよう。