2022-03-15 大山天狗沢 雪山 date:2022/3/12 member:Sikaou,Utti,Berry 久しぶりの天狗沢。気温が急激に上昇したためコンディションは悪かったが、なかなか面白かった。近場でこんなスリルのあるアイスクライミングをできる場所は他にないだろう。今シーズンは降雪が多く、まだまだ雪は深く残っているが、これだけ気温が高いと融雪も早そうだ。まだ雪遊びしたいけど、いつまで登れるかなぁ。 今回のトポ、氷瀑は下部のわずか80m(2P)ぐらいで、あとはひたすら雪渓登り。今回は視界も悪く風も強いので縦走は諦めて、宝珠側から下山した。 相変わらず前夜の打ち合わせが盛り上がる。Berryさんのクラフトジン二日酔いになった。いつもながら、2時間の睡眠でよく登れたと思う。 視界が悪いので天狗沢か疑心暗鬼のまま進む。 一瞬、視界が開けて天狗沢であると確信。落石が多そうなので手前で装備を整える。先行パーティーを追い抜き、先に登らせてもらった。 氷瀑に到着。辺りで落石音が鳴り響くのでかなり気持ち悪い。 落石が多いので、後続もかなり下で様子を伺っている。時間を掛けないよう登攀開始。 1P目。前回は自分が登らせて貰ったのでUttiさんに譲る。氷の裏で水の流れる音がざあざあと聞こえるので怖い。氷は固く安定していたので、登りやすった。 上から見た図。視界が悪いので高度感はいまいち。 2P目。基本は雪渓で何か所か氷が混ざる。50mちょうどでピッチをきる。氷が発達してないと終了点は取りずらいと思う。 見た目では分かりにくいが雪の下は結構氷が張っている。 あとはひたすらコンテで進む。結果的にはザイルは全く不要だったので、ここで解除して良かったと思う。 やはり落石がビュンビュンと続くので、警戒しつつ急いで登る。 最後は右上し、尾根へ上がる。上がった瞬間、後ろで大規模な落氷があり肝を冷やした。 上から見た図。 落とし穴の連続する尾根を進む。 山頂。全く視界が無いので即下山。縦走しても面白くなさそうなので潔く宝珠側へ抜けることにした。 墓場尾根の隣の尾根沿いを下降する辺りでようやく視界が開けた。 天狗沢の様子。落石音が鳴り響く。やはり早い時間に登って正解だった。 氷瀑帯の様子。見た目はまだ十分登れそうだけど、水がジャージャー流れてたので、もうすぐ登れなくなるだろう。 www.youtube.com